「小さな水族館」が「おっとっと」になった理由は? 森永製菓に聞いた
エンゼルマークでおなじみの森永製菓。1905(明治38)年、創業者の森永太一郎が森永のシンボルマークを考えた際、当時よく作っていたマシュマロが欧米で「エンゼルフード」と呼ばれていることにヒントを得てつくられた。
そして、日本で初めてのキャラメルを13年に発売。その後も板チョコ、ココア、粉ミルク、インスタントコーヒーを販売してきた。
そんな森永製菓といえば、79年に誕生した「おもちゃのカンヅメ」が思い浮かぶが、この前身がマンガのミニ本などが入った「まんがのカンヅメ」だというのはあまり知られていない。気になるのはエンゼルが当たる確率だが、これは社外秘密だとか、残念!
82年に発売されたスナック菓子「おっとっと」が、海の生き物の形をしているのも気になるところ。
「おっとっとは、ネーミングの前にプライス、箱の大きさ、味などを決定していきました。味はカレー味やバーベキュー味などの候補がありましたが、『自然』『健康』というイメージがあり、売れ筋のシーフード味に決定。そこから、シーフード味なら魚にしようという流れで、菓子の形も決まりました」(森永製菓・広報担当者)