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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

退屈という地獄を経て「松本まりか」が手にした大人の顔

公開日: 更新日:

「私は長い時間をかけて、人生の退屈っていうのを味わったんですよね。嫉妬するかわりに」(松本まりかテレビ朝日「太田松之丞 今年話題の女優が来たよスペシャル」12月13日放送)

 2018年のドラマ「ホリデイラブ」(テレビ朝日)で、主人公の夫を奪い取ろうとする不倫妻を演じ、「あざとかわいい」などと評され、ブレークした松本まりか(35)。だが、本人も「暗黒の時代」と呼ぶ下積み期間が長かった。そんな時代を振り返って語った言葉を今週は取り上げたい。

 蒼井優や宮崎あおいといった同世代の友人たちが、どんどん売れていく中で自分だけはくすぶったまま。当然、最初は嫉妬もした。けれど、「嫉妬心にさいなまれて、自分が自分でいられなくなっちゃうから、自分が生きるために、私は彼女たちを羨むことをやめた」。でないと「きっと顔が醜くなる」と思ったからだ。

 もちろん、それは簡単なことではない。だから自分自身を「洗脳」し、嫉妬心を「忘れた」のだという。そうして残ったのが「退屈」だった。

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