芸人ホーキング青山さん 強力ライバルの出現が貧乏の契機

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 その後、「ここがヘンだよ日本人」の障害者を集めた企画に呼ばれて、初めてたけしさんにお会いしたんです。本番の後、たけしさんから「おまえ、どこでやってるんだ?」と話しかけられ、これまでに軍団の方たちと仕事したことをお話ししたら、また番組に呼んでもらえて、今度はネタをやらせてもらえた。たけしさんの前でネタなんて一世一代のことだから、「フルマックスでやろう!」と。そしたらスタジオがウケて、たけしさんが喜んでくれた。

 その時、「俺ってこういう笑いがやりたかったんだ!」とわかりました。

 そのオンエア後、仕事が急に増えたんです。地方営業に呼ばれたり、福祉系の営業も入り、全部受けたら死んじゃうくらいの仕事量になり、借金は1年で完済しました。

 たけしさんとは映画に出させてもらったり、僕がグレート義太夫さんと落語会を始めたら出演してくれて、僕の高座名をつけてくれたり、お付き合いを続けさせていただいてます。

 今は身障者のお笑いも増えて、濱田祐太郎くん(「R―1ぐらんぷり2018」王者)は洗練されてるなぁと思います。僕はどぎついので、マイルドなネタも作って内容をテレビサイズに収めて、前よりも売れたい。もう貧乏生活には戻りたくないので(笑い)。

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