著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

TVが非常事態!増えた再編集や総集編そしてリモート出演

公開日: 更新日:

「あさイチ」(NHK)の博多華丸・大吉や「とくダネ!」(フジ系)の小倉智昭らMCがリモート出演し、コメンテーターも続々リモートに切り替わった。MCはともかくコメンテーターなどいてもいなくても一緒(?)だし、スタジオにいたところで8割方ワイプ出演なのだから、テレビ局に行く手間が省けてむしろ喜んでいるのでは? 気になるのはリモート出演のギャラ。満額もらえるのか?

 そんな情報番組がやっていることといえば動画の紹介ばかり。星野源の次は宮本亜門、キムタクが自宅で手洗い、杏が自宅で歌う……。SNSの動画を一日中紹介。動画紹介する暇があったら取材してこい、だ。

小池都知事CM出演のもとは血税9億円?

 気に入らないのは「東京都知事の小池百合子です」で始まるCM。そりゃ景気も悪くなるだろうし、ACジャパンのCMが増えたなとは思っていたが、やたら出しゃばる小池おばさん。週刊文春最新号で「新聞・TVが報じないコロナ全真相 小池百合子血税9億円CM条件は『私の出演』」と報じられているが、公金使って都知事選に向けてのPRってこと? オー・マイ・ゴッド!! 局にしてみれば、都知事は上得意さまになるわけで、そりゃ批判もできない?

 動画の紹介所に成り下がったテレビ、都知事の広報マンと化したテレビ。コロナ終息よりも前に、テレビの息の根が止まらないことを祈る!

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手