著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

島田紳助「1番気を使うことは最少の文字数で伝えること」

公開日: 更新日:

 2011年に引退された島田紳助さんとは、ほとんど接点がありませんでしたが、一度だけトミーズの雅君と3人で車の中で1時間ほどだったでしょうか、話を伺ったことがあります。どういう経緯で車中3人になったのかは詳細は覚えていませんが、紳助さんから漫才に対する“熱い思い”を聞かせていただき、今も強烈に印象に残っています。

 当時私は、阪神巨人さんを中心に、いくよ・くるよさん、トミーズ、ハイヒール、こだま・ひびきさんらのネタを担当し、加えて、番組企画できよし師匠と歌手、俳優、文化人らのみなさんとの“即興漫才”のネタを毎週書かせていただいていた時期でした。紳助さんとは直接お仕事をしたことはありませんでしたが「阪神・巨人のネタを書いてる本多」ということは知ってくださっていて、紳助さんに「何本ぐらい(漫才)書いてんのん?」と聞かれ、「去年は長短合わせて90本ぐらいは書きました」と答えたところ「きちがいやん! 自分のためのネタちゃうで、他人のネタやんか、紳竜(紳助・竜介)は8年で10分ネタ3本しか書いてへんで!」と紳助さん独特の言い回しで、私はこれ以上にない“褒め言葉”を頂戴しました。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  2. 2

    帝釈天から始まる「TOKYOタクシー」は「男はつらいよ」ファンが歩んだ歴史をかみしめる作品

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  5. 5

    立川志らく、山里亮太、杉村太蔵が…テレビが高市首相をこぞってヨイショするイヤ~な時代

  1. 6

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  2. 7

    森七菜の出演作にハズレなし! 岡山天音「ひらやすみ」で《ダサめの美大生》好演&評価爆上がり

  3. 8

    小池都知事が定例会見で“都税収奪”にブチ切れた! 高市官邸とのバトル激化必至

  4. 9

    西武の生え抜き源田&外崎が崖っぷち…FA補強連発で「出番減少は避けられない」の見立て

  5. 10

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ