著者のコラム一覧
SALLiA歌手、音楽家、仏像オタク二スト、ライター

歌って作って踊るスタイルで話題を呼び、「イデア」でUSEN 1位を獲得。2018年より仏像オタクニストの活動を始め、初著「生きるのが苦しいなら」は紀伊國屋総合ランキング3位を獲得。近著に「アラサー女子、悟りのススメ。」(オークラ出版)がある。

京アニ新作「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が泣ける

公開日: 更新日:

 今もっとも泣けるアニメとして「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が評判になっている。2018年からテレビアニメが放送され、映画「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は9月18日から公開され、11月8日付で観客動員数は123万人を突破。興行収入17億円を記録した。

 原作は暁佳奈氏による小説で、製作は「京都アニメーション」。原作の小説は、過去10回にわたって催された「京都アニメーション大賞」の唯一の大賞受賞作品でもある。

 京アニは19年7月18日の放火事件で、69人が死傷する悲劇に見舞われた。アニメファンの間で知らないものはいないほど有名な製作会社である京アニの作品によって、筆者も良い意味で人生を変えてもらったひとり。事件前、外観をこっそり見に行ったこともある。

 今作はもともと、20年1月10日に公開予定だったが、あの痛ましい事件によって20年4月以降の公開に延期され、さらに新型コロナウイルスの感染拡大によって2度目の延期を余儀なくされた。度重なる受難を経て、ようやく公開された本作の製作には事件で亡くなった社員の方々も多く携わっており、エンドロールで名前を見つけるたびにこみ上げてくるものがあった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった