桧山珠美
著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

コロナ禍で巣ごもりだった年末年始のテレビ番組を斬る!

公開日: 更新日:

 コロナ禍の年末年始はどうだったろうか。帰省せず旅行せずの巣ごもりお正月ということで、テレビを見る機会も必然的に多く、さぞや面白い番組ありかと楽しみにしていたが……。

 まずは年末の「紅白歌合戦」。

 無観客で行われた初の「紅白」。密を避けるために、舞台に上がる人を極力避け、審査員もリモート。歌をじっくり聴くという点ではよかったのではと思う。

 ただ、歌や歌手がお初にお目にかかるものも多く、まざまざと世代の壁を見せつけられた感が強い。かといって、いまだに出てくる郷ひろみ松田聖子も謎だが……。

■サブちゃんに「まつり」を歌ってほしかった

 あれれ、だったのが北島三郎。サブちゃんが出演するときいて、てっきり「まつり」で沈んだ世の中を盛り上げてくれるのかと思いきや、歌唱なし、ご意見番って。もったいない話だ。

 GReeeeNの初顔出し(!?)やフジテレビの番組「スモール3」内で作った歌をナイナイ岡村、爆笑田中、出川らと歌うユーミンや、オーケストラを従え、「田園」を熱唱した玉置浩二らサプライズ企画あり、三山ひろしの「けん玉」挑戦もあり。

 朝ドラ「エール」企画では感動的な賛美歌を披露した薬師丸ひろ子の登板を期待したが、それはかなわず。後で玉置浩二が出てきてなるほどと納得。

 とにもかくにも「紅白歌合戦」が無事に終わったのは何より。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗