パーパーほしのディスコ YouTubeで人気も「1日1食」変えず

公開日: 更新日:

パーパーほしのディスコさん(31歳)

 若い男女の摩訶不思議なコントで若者に注目されているお笑いコンビ・パーパーの「キモキャラ」ほしのディスコさんはユーチューブでカバー曲の歌唱を投稿、「歌うまい芸人」として人気に。100万~200万再生回数の動画を持つユーチューブでの収入は思ったより少ない? オリジナルを作りたいという今年の秘策も聞いた!

 ◇  ◇  ◇

 去年の自粛期間、お笑いの仕事がなかった時期に、パーパーの前に組んでいたコンビの元相方から「ユーチューブを一緒にやらない?」と誘われました。元相方は芸人をやめて普通に働いていてユーチューブを見るのが好きらしく、僕をメインに、自分は裏方として配信をやってみたいと。

 4年前に「キングオブコント」の決勝に出て仕事が増え、去年の春に「R-1ぐらんぷり」に一人で決勝に進出できたので、「これからは一人でも仕事に呼ばれるのかな」と思っていたらすぐにコロナ禍になり、一度も呼ばれることなくて……。

 仕事がなくなっちゃって給料も3分の1くらいに減り、家賃が払えるかどうかまで貧しくなりました。だれも僕をR-1ファイナリストとは覚えてないと思います。だから、去年の春以降は「このまま芸人をやっていて大丈夫なのか」と悩んで病みそうになりました。仲のいい芸人もやめていったし。

 ただ、仕事が増えた時期もアルバイト時代と生活水準をまったく変えず、1日1食が当たり前だったので、忙しかった時に貯めた貯金で春の自粛以降どうにか生活してました。そして「この状況が続くとなると生活できないな」と思っていた去年の8月にユーチューブを始めたんです。最初はユーチューバーがよくやってる大食いとかドッキリを配信してたら、まったく再生回数が伸びなくて収入にならない。「ユーチューブって大変だなぁ」と。

 ネタのひとつとしてよく芸人がやってるカバー曲の動画「歌ってみた」を大好きなクリープハイプさんの曲でやってみたら反響がすごくて! ボーカルの尾崎世界観さんも褒めてくれて再生回数が100万超え。「クリスタルボイス」とか話題になって驚きました(笑い)。

 aikoさんとか女性の曲を原曲キーで歌ったりしてます。僕は声変わりしてないんじゃないか? ってほど、今でも高い声が出るのですが、芸人の仕事で声を張ることも大きい声で歌えるようになった原因みたいです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  3. 3

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 4

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  5. 5

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  1. 6

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘

  2. 7

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 8

    福山雅治の「不適切会合問題」で紅白に地殻変動が? “やらかし”がPerfume「トリor大トリ」誘発の可能性アリ

  4. 9

    Perfumeのっち、大学中退話が地上波TV解禁でファン安堵…「ネタに昇華できてうれしかった」の反応も

  5. 10

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち