二田一比古
著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

上島竜平に出川哲郎…バラエティー番組で息の長い活躍“いじられキャラ”の時代到来か?

公開日: 更新日:

 アンガールズの田中卓志もしかり。デビューして約20年。キモイと女子に敬遠されながらも、「誰からも愛されるキャラ」で安定感のある脇役としてさまざまな番組から重宝されている。最近は「彼女ができた」と公言して話題になるのも田中のキャラがなせる技だ。

「ひな壇がMCからいじられるのは当たり前。先輩後輩関係なくいじられるキャラを持っていること。いじられた時のリアクションやコメント力で笑いを取れることも大事」(テレビ関係者)

 模範のようなタレントがバイきんぐ小峠英二だ。コンビネタだった“切れキャラ”をピンでも活用している。どんな番組でどんな相手にも通用する切れキャラはスキンヘッドともマッチして必須アイテムになった。水戸黄門の印籠のように「そろそろ出るぞ」と期待されるまでになった。

 アンジャッシュ児嶋一哉もいじられキャラで頭角を現してきた。相方・渡部建の不祥事で注目を浴びた背景もあるが、切れ気味に「児嶋だよ!」のフレーズは誰からもフラれる鉄板ネタになった。


 個性的ないじられキャラも、うまく引き出す司会者がいて初めて成り立つ。MCの顔、明石家さんま松本人志はあうんの呼吸で引き出し方を心得ている。いじりながらも自身のリアクションもさりげなく目立つ巧みさがある。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 2
    悠仁さまは昆虫学を究めたいと望むも…「自然誌を学ぶ大学」が玉川大学ではなく東大が濃厚なワケ

    悠仁さまは昆虫学を究めたいと望むも…「自然誌を学ぶ大学」が玉川大学ではなく東大が濃厚なワケ

  3. 3
    『ザ・ノンフィクション』話題の婚活回で“パロディー”にもなった50代男性の現在

    『ザ・ノンフィクション』話題の婚活回で“パロディー”にもなった50代男性の現在

  4. 4
    7カ月遅れで完成…岡田准一&宮崎あおい“5億円豪邸”の評判

    7カ月遅れで完成…岡田准一&宮崎あおい“5億円豪邸”の評判

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  2. 7
    「らんまん」語りで8年ぶり地上波連ドラ出演も…宮崎あおい“不倫・略奪”に今も女性の拒否反応

    「らんまん」語りで8年ぶり地上波連ドラ出演も…宮崎あおい“不倫・略奪”に今も女性の拒否反応

  3. 8
    小室圭さん“年収倍増”報道で《お前らが努力しなかった10年で年収3800万円になった》投稿が話題

    小室圭さん“年収倍増”報道で《お前らが努力しなかった10年で年収3800万円になった》投稿が話題

  4. 9
    STARTO本格始動で際立つ日テレのシタタカさ…TV各局×旧ジャニーズ“蜜月濃度”には微妙な変化

    STARTO本格始動で際立つ日テレのシタタカさ…TV各局×旧ジャニーズ“蜜月濃度”には微妙な変化

  5. 10
    小池都知事は次の選挙で「カイロ大卒」と記すのか 学歴詐称疑惑再燃で「選挙公報」に注目集まる理由

    小池都知事は次の選挙で「カイロ大卒」と記すのか 学歴詐称疑惑再燃で「選挙公報」に注目集まる理由