著者のコラム一覧
高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにコメントを提供。インタビューしたことがある現役の女優は300人以上を数える。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

古川琴音は雰囲気も声も「エモさ」が魅力 恋あたで脚光→“1本立ち”女優に成長

公開日: 更新日:

古川琴音(25)=サントリー「ほろよい」

 今春、サントリーのCMは人事異動のようなものがあり、「ほろよい」に出演していた黒木華が「金麦」の新CMに登場。そして、代わって「ほろよい」のCMに起用されたのが、ドラマ「エール」(NHK)での二階堂ふみの娘役や「この恋あたためますか」(TBS系)の中国人コンビニ店員役で脚光を浴びた古川琴音だ。

 新CM「ほろよい飲んで、なにしよう?」編では、商品の各フレーバーをイメージした6つの部屋で自分らしい心地よい時間を過ごす女の子を演じた。

 CMに流れている楽曲は、1994年にヒットした小沢健二の「今夜はブギーバック」と2010年代のヒップホップシーンを代表する名曲と言っていいtofubeatsの「水星」をカバーバージョンでDJミックスするようにつないでいる。

 窓の外で花火が打ち上がるシーンは、今年の夏は全国でたくさんの人がこういう風景を見られるようになればという希望が込められているかのようで、じんとくる。

 新世代の女優で、古川琴音ほど「ほろよい」のようなエモいCMが似合う女優はいないだろう。彼女の名前の中に入っている「琴」という文字は、心の琴線に触れる演技をするという意味の「琴」なのではないかとさえ思ってしまう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった