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芋澤貞雄芸能ジャーナリスト

1956年、北海道生まれ。カリフォルニア州ロサンゼルスでテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌を中心に30年以上にわたり芸能・スポーツを中心に取材活動を続ける。代表的なスクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在は、星野源、ディーン・フジオカから羽生結弦、浅田真央まで幅広く取材活動を続ける。日刊ゲンダイDIGITALや現代ビジネスなどで執筆中。ツイッター現代デジタル芸能界一の嫌われ記者 芋澤がぶっちゃける極秘情報

本田翼&永野芽郁の“火ドラ”出演でハッキリ TBSの「若手女性シフト」は成功するのか?

公開日: 更新日:

 TBSがこれまでの路線から大きく舵を切ろうとしている。

 同局の“火曜ドラマ”枠で、7月期に永野芽郁(22)が「ユニコーンに乗って」、10月期に本田翼(29)が「君の花になる」に主演する。二人とも大手芸能事務所「スターダストプロモーション」に所属する女優だ。同枠に同じ芸能事務所所属の役者が立て続けにキャスティングされるのは初めてではないものの、「珍しい」と関係者たちは口を揃える。

 TBSの"火ドラ"枠といえば、「逃げるは恥だが役に立つ」や「義母と娘のブルース」、「恋はつづくよどこまでも」等、数々の好視聴率ドラマを生み出してきた。必然的に星野源(41)、新垣結衣(33)、竹野内豊(51)、綾瀬はるか(37)、上白石萌音(24)、佐藤健(33)のように、俳優にしっかりとした演技力が要求される枠となった。

「永野は朝ドラ『半分、青い。』や昨年の日本テレビ系の『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』の実績がありますが、本田に関してはどうでしょう。好感度は抜群ですが、女優としての代表作を問われてパッと答えられるような作品がすぐに出てこない人もいるのでは。それで“火ドラ”の主演ですから…」(芸能プロ関係者)

 別の芸能関係者も、「本田さんはこれまで日本テレビではキャリアを積んできたかもしれませんが、最近はほとんど出演していないTBSの、それも“火ドラ枠”の主演というのは“取引”の匂いを感じてしまいます」と語る。

“火ドラ”枠だけでなく深夜枠もチェンジ

 TBSとスターダストプロモーションの急接近は、“火ドラ”枠だけに止まらない。

 同局では今年4月期から、深夜ドラマ枠"ドラマストリーム"が新設された。第1弾として放送された「村井の恋」の2番手に宮世琉弥(18)が起用され、6月1日からの第2弾「理想ノカレシ」に大政絢(31)が主演する。いずれもスターダストプロモーション所属の俳優だ。

「これまでTBSのドラマ制作に関する方針は『週3本で良質なドラマを』というスタンスでした。少し前から深夜ドラマの話はありましたが、一部幹部から『深夜ドラマはテレ東さんが絶好調だからお任せしておけば……』という声もあり、前のめりではありませんでした。ところが昨年暮れだったでしょうか、局の方針が一変し、視聴率至上主義から配信再生回数にも軸足を置く流れに変わったのです。配信ドラマとなればドラマの質感も変わってきますし、視聴者層も10代~20代半ばの女性が多く観ているという傾向もあります。必然的にキャスティングも、テーマも働く女性や恋愛問題のストーリーに特化しているという影響は出てきますよね」(TBS関係者)

■起用する脚本家にも変化の兆し

 TBSの方針変更は、役者のキャスティングにとどまらない。

「ユニコーン~」では、フジテレビの「ラジエーションハウス」シリーズや「グッド・ドクター」の脚本家で、若い女性からの好感度が高いと言われている大北はるか氏が大抜擢されているし、「君の~」では、「恋せぬふたり」(NHK)で“アロマンティック・アセクシャル”をテーマにして話題の吉田恵里香氏が脚本を手掛ける。

 少し前なら「〇〇さんといえば日本テレビ」とか「〇〇さんといえばフジテレビ」といったように、ある程度起用する人材がそれぞれの局によって決まっていた。最近は「局の垣根を越えて」と言えば聞こえがいいが、役者も人材も仁義なき争奪戦の様相を呈している。

「TBSの動きをあまり快く見ていないのは、腰を据えて役者を育ててきた日本テレビだと言われています。永野芽郁については続編が予定されていた『ハコヅメ~』の企画そのものが白紙に戻されたとも聞きます。本田にしても日テレは辛抱強く主演にキャスティングしていたにも関わらず、TBSにさらわれてしまったような形ですからね」(テレビ関係者)

 配信の再生回数重視に大きく舵を切ったTBS。はたして思惑通りに若い女性層の取り込みに成功するのか、お手並み拝見だ。

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