「探偵！ナイトスクープ」出演の元グラドル八幡愛氏“しんどい選挙戦”で「自公維」超えられず

34歳＝れいわ・大阪（改選数4）

八幡愛氏（Ｃ）日刊ゲンダイ

《申し訳ございません！！！ 現職の壁は厚かった》

　午後9時すぎ、ツイッターでこうつぶやいたのは、参院選大阪選挙区にれいわ新選組から出馬した八幡愛（34）。八幡氏はかつて「探偵！ナイトスクープ」（朝日放送）に出演し、一躍有名になった元タレントでグラドル。

　国政挑戦は、昨年の衆院選に続き2度目。今回、現職の「自公維維」で4議席を分け合うという下馬評を、八幡氏をはじめ野党が切り崩せるか注目された。

「一握りの富裕層しか優遇されない世の中を変えたい」「ここ大阪で圧倒的な与党の維新さんにも言わないといけない。大阪はどんどん衰退してる。コロナでは医療崩壊した」

　山本太郎代表（47）が応援演説に駆けつけ、街頭演説で自民、維新に威勢よく切り込んだ八幡氏だが、厳しい選挙戦も告白していた。

《今泣いてる。一生懸命頑張っても常にバカにされる。もうしんどいで、政治とか。でもやらなあかんやん。だから頑張るな》（ツイッターから）

　初出馬の昨年の衆院選では、《例えば朝に駅前でチラシを配っていると、もらってくれた男性には「オッパイ大きいね」「このチラシでオナニーするぞ」とか言ってくる人がいるんです》と、選挙戦中にセクハラ行為を受けていたことを日刊ゲンダイに語っていた。

　結局、自公や維新の前に、大阪でれいわ旋風は起こせなかった。