著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

憑依型のストロングスタイルとは異なるホリのモノマネは広告代理店流

公開日: 更新日:

「15秒のスポットCMを作ってる感じ」(ホリ/フジテレビ系「ボクらの時代」7月10日放送)

 ◇  ◇  ◇

 木村拓哉テリー伊藤らのモノマネでお馴染みのモノマネ芸人・ホリ(45)。彼はJPと原口あきまさが、それぞれ松本人志東野幸治になりきって「ワイドナショー」(フジテレビ系)をアドリブで再現するような憑依モノマネを「ストロングスタイル」と呼び、自分には、なかなかできないと舌を巻く。

 一方で自分のモノマネの作り方について語った言葉を今週は取り上げたい。「この人のこういうところが面白いと切り取る」感覚でネタを作っていくのだという。

「水曜日のダウンタウン」(TBS系)で行われた「“まだ誰もやってない”モノマネ王座決定戦」(2021年3月10日)では、その真骨頂を発揮。1回戦は野田クリスタル、準決勝は三木道三、決勝はTKO木本というお題に対し、短い時間で見事にそれぞれの特徴を抽出し、それを再現してみせた。結果、原口、コージー冨田、神奈月、みかん、レイザーラモンRGら強豪が揃ったトーナメントで文句なしの優勝を果たした。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」