著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

TKO木本武宏が会見を渋るのは「誤拡散」警戒か? 中堅芸人ならではの“フトコロ事情”も影響

公開日: 更新日:

 お笑いコンビTKOの木本武宏投資トラブルは、視点を変えると別なものが見えてくる。

 芸能人のニュースの大半を占めるのは、結婚・離婚・不倫を巡る「男と女の話」、次に関心の高いのが金銭にまつわる話だ。

 かつて「長者番付」なるものが毎年春に発表され、高額所得者に入った芸能人をメディアは取り上げ世間も騒いだものだった。すでに「個人情報保護」などを理由に廃止され、金銭に関して話題は少なくなっていた。

 今年は持続化給付金不正受給問題に山口・阿武町で起きた誤送金事件など、前代未聞の金銭絡みの社会事件にワイドショーも連日、長時間にわたり放送した。今回は芸人が巻き込まれた億単位の金が動く投資話。格好のネタにもかかわらずワイドショーはほとんど取り上げない。

 3年前に宮迫博之ら吉本芸人の「闇営業」は取り上げたのに、今回は音なし。複雑な構図や、不明瞭な点の多さ。「中堅芸人とはいえ木本の認知度も疑問」という声もあるが、放送しない大きな理由が会見の有無にあると思う。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手