流行語大賞で毎年指摘される“野球偏重説”に終止符? やくみつる氏が「ゴリ押し」否定発言

公開日: 更新日:

 12月1日、今年の「ユーキャン 新語・流行語大賞」が発表された。年間大賞にはプロ野球ヤクルトスワローズの村上宗隆(22)の「村神様」が選ばれたが、これに対してネット上では、《また野球が流行語大賞…》といった声が続々と上がった。

 近年、ネット上では「流行語大賞の選考が野球関連の言葉に偏っているのではないか?」との指摘が後を絶たない。確かに、今年の年間大賞を含むトップテンを見てみると、「村神様」の他にも、日本ハムファイターズの「きつねダンス」が入っているほか、トップテンとは別の選考委員特別賞には高校野球から生まれた「青春って、すごく密なので」が入るという具合に、確かに、野球偏重の感は否めない。

 また、年間大賞を振り返ってみても、2015年の「トリプルスリー」、2016年の「神ってる」、そして、2021年の「リアルタイム二刀流/ショータイム」という具合に、プロ野球メジャーリーグの違いこそあれど、やはり、野球関連の言葉が目立つのは事実。そして、そのような言説が出る際に「選考を野球に偏らせている張本人」としてやり玉に上がるのが、流行語大賞の選考委員を長年務める漫画家のやくみつる氏だ。

 やく氏は無類の野球好きとして知られ、2011年に横浜ベイスターズがDeNAに買収されるまではベイスターズファンであることを公言するなど、野球への熱狂ぶりは折り紙付き。そんなやく氏が選考委員を務める流行語大賞で野球関連の言葉が高い頻度で受賞している以上、そのような邪推が出てくるのは無理もないことと言えるだろう。だが、今回の表彰式の冒頭に行われた選考委員挨拶では、その邪推を覆しそうな発言が、やく氏の口から飛び出していたのだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋