滝沢秀明が新会社「TOBE」設立で描く“新しい地図”…本家ジャニーズとの対立が顕在化

公開日: 更新日:

ジャニーズ帝国に反旗 逆襲のタッキー(下)

 昨年ジャニーズ事務所を退社した元大幹部、滝沢秀明氏(40)が新会社「TOBE」を立ち上げたことで「本家ジャニーズ」との対立が顕在化した。

 まずは本家側の見方。

「ジュリー社長率いる『本家』は大箱と呼ばれるドームなど、全国のコンサート会場を押さえていますから。そこに、稼ぎ頭の『Snow Man』などを充てていけばツアーで数十億円もの稼ぎが見込まれますし、小劇場やホールで今後、滝沢氏プロデュースの舞台やコンサートがあったとしても『あら、そうなの、よかったじゃない』という程度かなと思います。ま、敵ではないということですよ」とは、ジャニーズ事情に詳しいワイドショー芸能デスク。

 対する滝沢新勢力はどう動くか。芸能プロデューサーはこう言う。

「新橋演舞場での公演『滝沢歌舞伎』は好評ですし、映画館でのライブビューイングなど、これまでのジャニーズになかったことを進めてきたのがタッキーです。ジャニーズが消極的で、遅れていたネット展開をスタートさせ(練習生の)ジュニアの公式チャンネルにMV(ミュージックビデオ)、映画監督までしている。もともと新しい手法でエンタメ事業をすすめていましたし、既存のプロダクションとは違う、新時代のライバー(ライブ配信アプリやサイトを使ってライブ配信を行う人、配信収入を得ている人)になっていく。そう期待します」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因