活動休止中の「嵐」は今後どうなる? 来年デビュー25周年、動きたくても動けない5人の事情

公開日: 更新日:

ファンは再集結に期待も…

 来年24年は、1999年のデビューから25周年のアニバーサリーイヤー。活動休止の際、「次は25周年だね」と内々に5人で約束したとされる。同時に「それまでの3年間は休もう」と決め、リーダー大野智は芸能活動を休止して宮古島に移住しリゾートホテル開業に携わっているとの報道もある。それでも約束通り、25周年には5人で再集結し、アニバーサリーコンサート開催などをファンは期待しているらしい。

 しかし、ジャニー喜多川氏による世界最悪級の連続児童性加害が世界的に報じられ、ジャニーズ帝国は瓦解。嵐メンバーが新会社と契約せず、元副社長の滝沢秀明氏の設立した「TOBE」に合流する可能性もあるのではないか。ジャニーズ事情に詳しいベテラン担当記者の見方はこうだ。

「彼ら5人にとって『嵐』は何よりも特別で大切なもの。ですから、この先もグループの名前がなくなるようなことは避けたいと思っているはずです。ファンの期待に応えて記念ライブをやるならば当然、嵐の楽曲を披露するでしょうし、であるならば、少なくとも25周年まではジュリーさんのもとを動かない、いや動きたくても動けないのではないでしょうか」

 となると、再集結後の活動はジュリー氏が社長のプライベートレーベル所属で、となるのだろうか。

「活動休止の前年、19年の結成20周年5大ドームツアーでは、50公演で実に237万人超を動員しています。ライブ映像やベスト盤などで、とてつもない収益をジャニーズにもたらした。25周年も、そこまでの展開をしないとしても、熱狂的ファンは健在で、動員力も見込める。ジュリーさんにとって、嵐は叔父のジャニーさんのつくったグループですけど、25周年の彼らがもたらす稼ぎをソロバンではじけば、やはり背に腹は代えられないとなったのかもしれませんね」と続けるのだ。

 芸能の仕事から足を洗うとしつつ、稼ぎ頭の嵐メンバーには「最後の奉公」をさせようというのか。5人のグループへの思い、ファンの熱意を食い物にしていこうという腹が見え見えだけに、メンバーもファンもその胸中は複雑なのではないか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々