亀梨和也の大奥将軍に《硬すぎる》の声 “俺様キャラ”と殿様役の微妙な相性…共演の宮舘涼太は好評価

公開日: 更新日:

■徳川家康を演じた松本潤もあった「演技が硬い」の声

「今作のプロデューサーを務める安永英樹氏はインタビューで、『間口を狭くせず、幅広い世代の人に見てもらいたい』と、若年層へのリーチを意識していると述べていますが、同じく若年層リーチ狙いのキャスティングだったNHK大河ドラマ『どうする家康』で徳川家康を松本潤さんに対しても放送当初から《演技が硬い》と大河ドラマファンからの感想が目立っていました。亀梨さんと松本さんは“俺様キャラ”のイメージも強く、そのイメージから離れるために威厳を出そうとすると“演じている感”に繋がり、視聴者が硬さを感じてしまったのかもしれませんね」(ドラマ関係者)

 一方、宮舘は“貴族キャラ”で、バラエティー番組などでも活躍を見せており、そういった元々品のいいキャラのイメージが、松平定信役との親和性を生んでいる印象もある。

「宮舘さんといえば市川團十郎襲名記念プログラム『SANEMORI』で木曽先生義賢と源義仲の父子二役に、團十郎自らが宮舘さんを指名し、見事に務め上げた実績もあります。大振りの立ち廻りや手の振り、足の運びなど、歌舞伎役者が長い年月をかけて習得する型も崩れることもなく、発声の仕方も歌舞伎役者そのものだと、厳しい歌舞伎ファンからも認められる結果を残していました。今回の『大奥』でも、所作の美しさや立居振る舞いなど、そういった経験が十分に生きている印象です」(同)

 たとえ若年層を意識した作品であっても、時代劇であることには変わりはない。演じる者の所作などが伴っていなければ、どんなに衣装で将軍らしさを表現しても、視聴者は違和感を抱いてしまうのだろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    公明票消失で自民衆院「東京選挙区」が全滅危機…「萩生田だけは勘弁ならねぇ」の遺恨消えず

  4. 4

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  5. 5

    「自維連立政権」爆誕へ吉村代表は前のめりも、早くも漂う崩壊の兆し…進次郎推しから“宗旨変え”

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 7

    国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎる

  3. 8

    自民「聞いてないよォ」、国民・玉木氏「どうぞどうぞ」…首相指名の行方はダチョウ倶楽部のコント芸の様相

  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  5. 10

    「ガルベスと牛乳で仲直りしよう」…大豊泰昭さんの提案を断固拒否してそれっきり