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井上トシユキITジャーナリスト

1964年、京都市生まれ。同志社大学文学部卒業後、会社員を経て、98年からジャーナリスト、ライター。IT、ネット、投資、科学技術、芸能など幅広い分野で各種メディアへの寄稿、出演多数。

谷原章介はたびたび“うっかり発言”でネットをザワつかせるが…気の毒に思えることも少なくない

公開日: 更新日:

 一昨年にもやらかしが目立っていた「実績」により、「いつもズレている」「MCに向いていない」とやり玉に挙がることの多い谷原。だが、見ていて気の毒に思えることも少なくない。

 生放送の情報番組は、文字どおり止まらないショーで、ワンプレーごとに状況が変わるスポーツにも似ている。日替わりの話題に細かく区切られた複数のコーナー、中継をさばいてCMを入れる。これらを決められた時間から逸脱しないよう進行に目を配りながら、レギュラー陣とゲストに気を配りつつ話をふり、まとめてシメる。

 予定外の発言や想定外の展開も珍しくないなか、短い時間に詰め込まれたやるべきことに追われ、脳はフル回転。前頭前野の熟考を担当する部位は不活となって本能的に対応していて、やらかしたと我にかえった時には、すでに話し終えていた。少ないながらも出演、進行役の経験があるので、こうした状況がままあることは忖度できる。それをこなしてこそプロと言われてしまえば、たしかにその通り。

 ただ、口を滑らせた失言ではあっても意図的な暴言やヘイトではないから、中高年のダジャレと同じで、頭に浮かんだことをそのまま言ってしまっただけで悪気はないのだろう。こうした場合、本人もすぐに自省していることが多い。炎上させてとがめだてするより、同じ目線で諭すぐらいの方が良い薬になるのではないか。 (つづく)

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