東山紀之社長が英BBCインタビューで鉄面皮のア然…旧ジャニーズ性加害問題「元の木阿弥」の恐れ

公開日: 更新日:

「あいつ、ジャニーにやられているんだって」

 ジャニー喜多川氏からの性被害を名乗り出た挙げ句、誹謗中傷にさらされ、昨年10月に元所属タレントの40代男性は自殺に追い込まれた。男性は妻や幼い子どもまで標的にされ、写真をネットにさらされていた。その妻は旧ジャニーズ事務所が「虚偽のケースがある」と発表して以降、さらに誹謗中傷が増加したことをBBCに明らかにし、こう続けた。

「在籍確認されて、ほったらかされて……毎日思い出しますし、4時くらいかな、山に捜しに行った時間がくると、毎日、今でも目が覚めます」

 旧ジャニーズの発信によって、誹謗中傷に拍車をかけていたのだ。ところが東山社長はそれについても「僕はそのようには感じていません。(誹謗中傷も)その人にとってはそれが正義の意見なんだと思う時もあります」というのである。

「あいつ、ジャニーにやられているんだって」

 そう会社内で言いふらされ、社員行きつけのスナックでも、ママが「ジャニーズから金ふんだくって、みんなで酒飲もうぜ」と奇声をあげたケースもあったという。さらに会社も休職扱いに。「当事者の会」メンバーで実名告発に出た会社員、川井研一郎氏(55)だ。

 平本氏らと共にプレスセンターに現れ、近況を聞くと、社会的身分を失いかねない窮状は変わらず、法的措置をとることを明らかにした。

 石丸副代表はこう訴えた。

■人類史上最悪の連続性犯罪を終わったものにしようとしている

「東山社長は法を超えた救済、補償が必要と言っていましたけど、その基準から算定額まで何もかもブラックボックス化させ、自分たちの都合で、振り落としたり、耳を疑うような質問を浴びせたりしている。その後は一度も、記者会見すら開いていません。そして、ファンクラブもジャニーズ時代のまま、なし崩し的に興行も再開させ、看板のすげ替えだけで、この人類史上最悪の連続性犯罪を終わったものにしようとしている。今回(2人の性加害者が)報じられたのも、BBCの先導でしたが、日本のマスコミもまた黙ってばかりいるのではなく、まずは東山社長に会見を要請すべきだと思います」

 その石丸氏も、やや痩せて、疲れているようにも見えた。世界が知ることになったジャニーズ問題から1年。東山社長の鉄面皮は驚愕だが、喉元過ぎれば熱さを忘れて、元の木阿弥は絶対に許されない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  2. 2

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 3

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  4. 4

    国分太一の先行きはさらに険しくなった…「答え合わせ」連呼会見後、STARTO社がTOKIOとの年内契約終了発表

  5. 5

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  1. 6

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  2. 7

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  3. 8

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  4. 9

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  5. 10

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも