フィフィ「女性蔑視バッシング」投稿をめぐり掲示板で大荒れ…「ミソジニー」は男性だけではないわけ

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女性同士でも考え方が大きく異なる

 こうしてネット上でたびたび議論になる「女性蔑視(ミソジニー)」の問題だが、いわゆる女性に対する嫌悪や差別的な目は男性だけが持っているわけではない。SNSでは、女性の権利や社会的平等などを主張する「フェミニスト」対男性の「ミソジニー」の構図をよくみかけるが、女性掲示板が大荒れしたように、女性同士でも考え方が大きく異なる。

 明大講師の関修氏(心理学)が言う。

「これは男女性別問わずですが、同性から画一化した女性(男性)像を強要されることに否定的な感情になる人は少なくありません。たとえば番組にもなった"あざとい女子"という概念を強かに"利用"している女性もいます。レディースディなども嫌だと思わない人もいるし、女性は本当に抑圧された存在なのかを疑問に感じる人もいます。社会の性差による不平等に正面から闘う姿は格好いいと思いますが、一方で"フェミニスティックな女性"になりたくない女性がいるのも事実。フェミニステックな女性を嫌悪する『ミソジニー』の女性はいます。生き方の問題ですから、公の場で『女性だから~』と主張することは必ずしも女性の地位向上のためにならないケースもある。多様性な時代ですから、フィフィさんの考え方もまたひとつです」

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