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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

「生き方を真似」…憧れのアノ人の哲学に通じる生瀬勝久の変幻自在な演技

公開日: 更新日:

「アドリブで、さんまさんがボケるのを生瀬さんも同じレベルで言い返すから、会場がずっと大爆笑で。さんまさんも生瀬さんにアドリブの腕があるの分かってるから。それを打ち返す、あの殴り合いがステキ」

 それを受けて生瀬は「あの方の生き方を真似してる部分もあるんで。困った時にさんまさんなら、どうするかっていう一番の方です」と語った。ちなみに、さんまは生瀬のことを「いいかげんなジェントルマン」(日本テレビ系「スッキリ!!」15年1月7日)と称している。

 生瀬は「ずっと高みを目指してるんですよ。あと、何より楽しく。やっている人が楽しまないと見てる人に伝わっちゃう気がするんですよね。どんな悲しい芝居でも、楽しそうにやっているのが理想かな」(オリコン「ORICON NEWS」22年1月18日)と語っているが、それはまさにさんまの哲学に通ずるものだ。

「できる限り、同じ手は使わない」(共同通信社「エンタメOVO」22年9月8日)ことを大切にしているという生瀬。そんな彼のアドリブとの線引きが困難な変幻自在の演技から目が離せない。

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