著者のコラム一覧
高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにコメントを提供。インタビューしたことがある現役の女優は300人以上を数える。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

森川葵が醸す個性的な存在感 演じる役を時間をかけて彼女らしい色に染める

公開日: 更新日:

「放課後カルテ」(日本テレビ系)

 秋が似合う若手女優を考えて、最初に顔が浮かんでくるのは森川葵だ。

 個性的な存在感が、巨峰やナガノパープルなど、濃い紫色のブドウをイメージさせる。また、彼女のやさしい笑顔は、モンブランケーキのように可憐で甘い魅力がある。

 この秋、彼女は、10月12日にスタートした松下洸平主演ドラマ「放課後カルテ」(日本テレビ系/毎週土曜21時~)でヒロインの小学校教師、篠谷陽子を演じる。まじめな先生という設定で、地上波連ドラ単独初主演となる松下洸平が演じる無愛想な学校医とのコンビネーションが注目される。

 森川葵に初めてインタビュー取材したのは10年ほど前。当時彼女は19歳で、前年に宮藤官九郎・脚本のドラマ「ごめんね青春!」(TBS系)に出演したころだったが、将来の目標を聞くと「自分の好きなものを好きって言える人でありたい」(「月刊エンタメ」2015年3月号)と答えてくれた。その言葉に、自分の個性を大事にしている女の子なんだなと感じた。ブレない姿勢は、15年に映画「チョコリエッタ」で森川とダブル主演した菅田将暉に通じるものがある。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」