著者のコラム一覧
高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにコメントを提供。インタビューしたことがある現役の女優は300人以上を数える。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

上坂樹里の聡明な瞳は昭和の教室にいた「優等生女子」を思い出させた

公開日: 更新日:

御上先生」(TBS系)の生徒役の中で、今作を通じて最も知名度が上昇したのは上坂樹里だろう。

 彼女が演じる東雲温は、両親が離婚して今は母親と暮らしているが、元教師の父親は指導要領に従わずに独自の教科書を使って授業を行ったために自主退職を余儀なくされた。

 上坂樹里が活躍するターンとなったのは、第4話だった。文化祭で教科書検定をテーマにした自主発表をクラスでやりたいと提言。まっすぐに見つめる表情が印象的で、自主発表についてのディベートで対決した永瀬莉子が演じる櫻井未知留にやさしい言葉をかけられた瞬間に、彼女の体温が上がるのが伝わってくる気がした。

 上坂樹里は2005年7月14日生まれ、神奈川県出身。エイベックスがキッズ・ジュニアを対象に開催した「キラチャレ」というオーディションで2017年にモデル部門審査員特別賞を受賞して、芸能界入り。「キラチャレ」はオーディションとしての知名度は高くないが、生見愛瑠(2011年)、「御上先生」に出演中で2025年後期の朝ドラヒロインにも決まった高石あかり(2014年)らを輩出した。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲