福原遥×林遣都「児相ドラマ」に漂うモヤモヤの正体…新フジ月9は“神演技”さく裂も賛否両論のワケ
SNS上では《あのシンママ役の人すごい生々しくて涙が止まらん》《久々に、人を救おうとしている月9を見た》などの声が上がる一方で、《あのハッピーエンドは何よ。キレイごと過ぎる》《問題の本質から逃げてドラマのためにハッピーエンドにした感じがフジの限界か?》なんて手厳しい意見もちらほら。テレビコラムニストの亀井徳明氏は「徳永さんが“やりすぎ”っていうくらい、全部持ってっちゃった初回でしたね」と、こう話す。
「大きすぎる芝居ではなく、あの疲れ切った目だけで状況を語る芝居に引きつけられた人は多いはず。でも、徳永さんの演技が素晴らしかったぶん、脚本というかドラマの構図の粗さが気になりました。主演の福原さんはイメージ通りの真っすぐさが嫌みにならないし、林さんは抑えめながら奥行きのある感じで“林遣都劇場”がそのうち出るのを期待させる。脇を固める柳葉敏郎さんや風間俊介さん、生田絵梨花さんなど児相の面々の存在感は盤石なんですが……」と認めつつ、さらにこう続ける。
「職場の面々があまりに盤石なぶん、《ホントは児童福祉司役の小林きな子さんのところに野呂佳代さんを置きたかったんじゃないの?》なんて邪推してしまったり。しかも、ドラマの基本構造が《嚙み合わない凸凹バディー+個性派ぞろいの職場》。世間に広く知られていない職場を描くお仕事ドラマのテンプレそのものです。楽しいドラマとしてはいいんですが、“児童相談所”とシンママの虐待疑惑といったテーマを軽くしてしまう可能性もある。だから初回、徳永さんが“神演技”であればあったほど、かえってハッピーエンドを《現実はこんな甘いものじゃない》という印象にしてしまったかもしれません」