池上彰氏がテレ東選挙特番からネットにシフト…テレビ報道の限界とYouTuberとしての活路
■YouTubeからテレビ報道にツッコミを
「池上氏は近年、テレビ東京の『総選挙ライブ』で生中継で政党幹部やタレント候補などに鋭いツッコミを入れて、話題を作ってきました。今回はYouTubeに場所を移して当日生解説をし、テレビの選挙報道をモニタリングしツッコミを入れるあたり、解説そのものを諦めたのではなく、テレビでの発言の限界を感じたのだとみられています。もともとNHKのOBたちの間では取材力というよりはキャスター向きのタイプともいわれていますから……。その喋りが人気の一方、最近はテレビ向きの語りや解説も多く、視聴者から説得力に疑問の声も上がっていました。その点、YouTubeなら本音で意見し解説できるメリットはあるでしょう」(週刊誌記者)
今回の特番は、報道局中心に展開したテレビ朝日とテレビ東京に対し、日本テレビはメインキャスター櫻井翔、TBSはスペシャルキャスターに爆笑問題の太田光、フジテレビもメインキャスターに宮根誠司とゲストに弁護士の橋下徹氏など中心にタレントを据えた局に分かれた。選挙戦略もネットにシフトされた現在、特番も視聴率では測れないが池上氏のYouTube転身は功とでたのか。
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