「時代に挑んだ男」加納典明(37)今ふと思った。乗馬中の大ケガで帰京したのは、馬たちがわざと…
数日前から愛馬に異変を感じていた
加納「4年間だったと思う。馬を4頭くらい飼ったりしてね。世話をしたり乗ったり、あちこち駆け回ったり。3人の子供たちも成長期にあそこで過ごせたことはすごく良かったんじゃないかな」
増田「最終的には乗馬中の転倒で骨折して長期間の入院、その入院中にベッドで観たテレビで山口百恵を観て東京に戻ります。『この子を撮りたい』って」
加納「百恵のおかげだね」
増田「思ったんですが、典明さんはまさに天命のようにその時期その時期に運命的な出会いをしています。ニューヨークでの草間彌生さん、そして動物王国での畑正憲さん、さらに百恵さん」
加納「たしかにそうだな……。でも今ふと思ったんだよ。動物王国の馬たちが東京に帰してくれたのかなって。転倒事故を起こす数日前からどの馬に乗ってもみんなふらふらとしててね。それでその日、俺が乗っていた馬が倒れて俺が大腿骨やら何やら大きな怪我をしちまった。あれはもしかしたら馬たちがわざと……」