著者のコラム一覧
鎮目博道テレビプロデューサー、コラムニスト、顔ハメ旅人

テレビプロデューサー、コラムニスト、顔ハメ旅人。テレビ朝日で社会部記者を経て、報道・情報系を中心に番組ディレクター、プロデューサーを務め、ABEMAの立ち上げに参画。2019年8月に独立。近著に『アクセス、登録が劇的に増える!「動画制作」プロの仕掛け52』(日本実業出版社)、『腐ったテレビに誰がした? 「中の人」による検証と考察』(光文社)、メディアリテラシーについての絵本『それウソかもよ? うちゅうじんがやってき た!のまき

青森テレビ社長の”暴言”報道…地方局の現状はどうなってますか?キー局と経営の違いは?

公開日: 更新日:

 社長の相次ぐ暴言とパワハラで社員が3割くらい辞めているらしいですよね、青森テレビ。困ったものですよね。パワハラ体質の人が多いのは地方局に限らずテレビ業界全体的にそうだと思いますが、地方局って会社の規模が小さくて、すごく少人数でやっているので、大きさ的には「町工場みたいなもの」なんですよね。だからいったん問題のある人物がいて社内がこじれると、どこまでも深刻化しがちなのはあると思います。

 そして今、地方局の経営はどこもかなり良くありません。そこそこの大きさがある「地域の中核の局」、たとえば、札幌、仙台、名古屋、そして準キー局の大阪、岡山·香川、広島、福岡あたりではまだまだ新規ビジネスや番組開発でなんとか頑張っていますけど、それより小さな局ではかなり深刻な状況になっている場合も多いんです。もちろん、結構面白い地元密着の低予算の番組をやってて、いい味を出している放送局もあるんですけれど、なんだか「もう限界です」みたいな感じで、話す機会があっても愚痴しか出てこない…みたいなところもありますね。

■テレ朝系列「平成新局」と開局からの歴史も浅い

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