青森テレビ社長の”暴言”報道…地方局の現状はどうなってますか?キー局と経営の違いは?
社長の相次ぐ暴言とパワハラで社員が3割くらい辞めているらしいですよね、青森テレビ。困ったものですよね。パワハラ体質の人が多いのは地方局に限らずテレビ業界全体的にそうだと思いますが、地方局って会社の規模が小さくて、すごく少人数でやっているので、大きさ的には「町工場みたいなもの」なんですよね。だからいったん問題のある人物がいて社内がこじれると、どこまでも深刻化しがちなのはあると思います。
そして今、地方局の経営はどこもかなり良くありません。そこそこの大きさがある「地域の中核の局」、たとえば、札幌、仙台、名古屋、そして準キー局の大阪、岡山·香川、広島、福岡あたりではまだまだ新規ビジネスや番組開発でなんとか頑張っていますけど、それより小さな局ではかなり深刻な状況になっている場合も多いんです。もちろん、結構面白い地元密着の低予算の番組をやってて、いい味を出している放送局もあるんですけれど、なんだか「もう限界です」みたいな感じで、話す機会があっても愚痴しか出てこない…みたいなところもありますね。
■テレ朝系列「平成新局」と開局からの歴史も浅い