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増田俊也小説家

1965年、愛知県生まれ。小説家。北海道大学中退。中日新聞社時代の2006年「シャトゥーン ヒグマの森」でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。3月に上梓した「警察官の心臓」(講談社)が発売中。現在、拓殖大学客員教授。

「時代に挑んだ男」加納典明(64) 俺に「老後」という言葉はないね、まだ自分の正体を見ていないから

公開日: 更新日:

加納「俺に老後という言葉はないね。確かに肉体的なことを考えると年齢を感じざるを得ないことは時にはありますよ。でも俺がやらんとすることは、やはり己を作り、創造し続けることです。自分を作り続ける。常に前へ行くということです。そうなると老後というのはないですね」

増田「じゃあ、カメラの仕事も、絵の仕事も、己を作るための手段だと?」

加納「そうです。俺は俺の正体をまだ見てない感じがしてならない。それを知り尽くしたい。そのために創造し続けたい」

増田「なるほど」

加納「要するに自分の才能を含め、人間の正体を知りたいっていうのがどこかにあって、それにはやっぱりアートが一番いいと思うから」

増田「例えばスポーツでいえば野球落合博満とかイチローとか、あるいは今だったら大谷翔平とか、ああいう人たちが野球を通じて自分を高めようとするのと似てるところがあるんですかね」

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