作曲家・ギタリスト堤博明さん 14歳でギターのプロになると決意して最初に弾いたGLAYの2曲
僕にとっての音楽のルーツ
自分がまだ4歳くらいの頃、NHKスペシャル「驚異の小宇宙 人体」(89年)が大好きで、録画したものを繰り返し夢中で見ていました。
映像と音楽の組み合わせが幼心にとても面白く感じていたのですが、生命の神秘性と久石譲さんの番組テーマ曲「THE INNERS~遥かなる時間の彼方へ~」が合わさる瞬間には特別な感情があふれ自然と涙がこぼれていたのを今でも覚えています。
映像の持つメッセージを無限に広げるような音楽の力を、無条件に感じることができた瞬間でした。今につながるその大切な原体験を思い出すたびに、「作曲」を仕事にできていることへの誇りや意義を強く感じます。
「THE INNERS~遥かなる時間の彼方へ~」という楽曲は、まさに人生を変えたお守りのような一曲です。
GLAYの皆さん、久石譲さんからもらった音楽のルーツをこれからも育て続け、自分にしかできない音楽表現を探しながら、これからも挑戦と努力を続けていきたいです。
(聞き手=峯田淳)
♪12月20日、Shikinami「五十鈴川」デジタル配信、2026年3月10日「おかげさん」「母の日」を加えたミニアルバムをリリース予定。
■金曜ドラマ「フェイクマミー」(TBS系)オリジナルサウンドトラック発売中。劇場アニメ「ひゃくえむ。」オリジナルサウンドトラック発売中。



















