「時代に挑んだ男」加納典明(71)人間としての高市早苗氏を見切り、測り、判断することが大事だと思う
増田「はい」
加納「で、やっぱりその高市氏には期待せざるを得ないし、初めての女性ということで、なんか変にそこに期待することもないし、やっぱり一人の人間として、たまたま女性であるということでしかないわけだから、そこにアカデミックというか、古典的なままの考えをそこに持ち込まない方がいい。一人の人間としてしっかり見切るというか、判断していくということは国民側も大事だと思いますね」
(第72回につづく=火・木曜掲載)
▽かのう・てんめい:1942年、愛知県生まれ。19歳で上京し、広告写真家・杵島隆氏に師事する。その後、フリーの写真家として広告を中心に活躍。69年に開催した個展「FUCK」で一躍脚光を浴びる。グラビア撮影では過激ヌードの巨匠として名を馳せる一方、タレント活動やムツゴロウ王国への移住など写真家の枠を超えたパフォーマンスでも話題に。日宣美賞、APA賞、朝日広告賞、毎日広告賞など受賞多数。
▽ますだ・としなり:1965年、愛知県生まれ。小説家。北海道大学中退。中日新聞社時代の2006年「シャトゥーン ヒグマの森」でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。3月に上梓した「警察官の心臓」(講談社)が発売中。現在、拓殖大学客員教授。



















