著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

笑福亭鶴瓶が京都産業大の同級生と“一線”を超えた瞬間 部屋では手を握るだけの純情派

公開日: 更新日:

 同級生のR子に一目惚れしていた鶴瓶は落研のマネジャーに引き込むだけでなく、同棲も始めている。1年生の10月のことだ。R子の下宿先に押しかけ、2人の生活がスタート。女子学生ばかり住むアパートだったので下着泥棒と間違われることもしばしばだった。

 部屋では一緒に横になっても手を握るだけだった。その先に発展するのは翌年2月。雨が降りしきる奈良に旅行した時に手を握る関係を越えた。意外に純情派だったのだ。翌朝、2人が目を覚ますと、雨は雪に変わっていた。

■噺家を目指して同棲をいったん解消

 最初の同棲生活は1年半で終わった。鶴瓶が京産大を中退し、笑福亭松鶴に弟子入り。実家から大阪市内の師匠宅に通うことになったからだ。修業の身となった鶴瓶だが、「師匠を困らすことでは群を抜いていた」(元文化部記者)という。大晦日に泥酔して住吉神社の鐘をつきまくったり、新婚夫婦の営みをのぞこうとアパートをよじ登り警察に連行……。

 その頃、R子は大学を卒業し四国の実家に戻っていた。月に1度、大阪に来て鶴瓶と会っていたが、結婚には至らなかった。四国の両親が「噺家風情に娘はやれない」とかたくなだったからだ。しびれを切らしたR子はなけなしの貯金30万円をはたいて大阪市内にアパートを借り、同棲生活が再開。四国の両親の承諾を得られないまま74年10月、式を挙げ、清水と原田も駆けつけた。式の費用は2人が払ってくれた。その時すでにR子は妊娠していたが流産。半年後に再び妊娠し、無事女の子を出産した。R子の親も結婚を認めるしかなくなった。

 その2年後(78年)には長男(俳優の駿河太郎)が誕生。この年、ラジオ大阪の深夜放送「ぬかるみの世界」のパーソナリティーに起用されると「関西ヤングの教祖」と呼ばれるように。人気を不動のものとし、東京進出の足がかりをつくった。 =おわり

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    迷走から一転…NHK朝ドラ「風、薫る」にヒットの予感が漂うワケ

  2. 2

    嵐の大野智と相葉雅紀、二宮和也が通信制高校で学んだそれぞれの事情

  3. 3

    ド軍指揮官が佐々木朗希に「計算できない投手は要らない」…正念場のカブス戦で怖い「魔の三回」

  4. 4

    エゴイストのような「人間性」がアウト? ドジャース佐々木朗希にトレード説がくすぶり続ける根拠

  5. 5

    2学年上の櫻井翔に諭されて堀越高校に進んだ松本潤のかけがえのない出会い

  1. 6

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 7

    (5)梶原一騎は「極真の若いやつらが襲ってきたらドタマかち割ってやる」と特殊警棒を振り回した

  3. 8

    「風、薫る」で際立つ2人の“2世俳優” クズでも憎めない三浦貴大、変態紳士・高嶋政宏の下僕ぶりにハラハラ

  4. 9

    高市首相&進次郎防衛相がGWに早速「死の商人」外交 武器輸出解禁で殺傷兵器をトップセールス

  5. 10

    「再始動」報道続々の中居正広氏がカムバックする日 「悪名は無名に勝る」と業界が虎視眈々のワケ