ボクシング元世界王者・内藤大助さんは昨年ジム開設「ジィちゃんバァちゃんも大歓迎」

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2人の子どもはもう大学生と中学生。「かわいくてしょうがない…奥さんの次に」

 25歳のときに結婚した、2歳年上の真弓夫人も、掃除などの手伝いをする。現在、20歳で大学生の長男と、15歳で中学3年の次男の4人家族だが、息子2人はボクシングをやっていないそうだ。

「長男は高校まで柔道、次男はサッカーに夢中です。ボクは貧乏な母子家庭で育ち、“温かい家族だんらん”を知らなかったので、結婚してからも子どもはほしくなかったんです。ところが、日本ランカー(ランキング12位以内)になったら調子にのってキャバクラにはまり、好きで追いかけてようやく結婚できた奥さんから三くだり半をつきつけられ号泣。猛省し、“そうだ、子どもがいれば離婚しにくくなる”と思いつき、子どもをつくったんです(笑)。できてみれば、かわいくてしょうがない。奥さんの次に、ですが」

 さて、内藤さんは22歳でプロデビュー。07年、3度目の挑戦で世界チャンピオンになると、亀田兄弟の挑発を受け、次男・大毅と対戦して勝利するなどして注目を浴びた。

「大毅は対戦後、わざわざ謝罪に来てくれた。だから、わだかまりはない。ボクは舌戦も、ボクシングを盛り上げる要素のひとつだと思っています」

 ボクシング界は今、井上尚弥が大活躍。強さの秘密はどこにあるのか。

「こんな言葉で片付けるのはイヤなんだけど、彼は〝天才〟。天才としか言いようがないですよ」

 では、内藤さんの強さの秘密は?

「最初は強くなって、ボクをいじめたヤツを見返したかった。それをクリアしたら、次はモテたい、稼ぎたい、テレビに出たい……と。でも、ランキングが上がるにつれ、こんなボクを大勢の人が純粋に応援してくれるようになった。驚いて『みんなバカだなあ』と思いながら涙が流れ、『よし、応援してくれる人のためにやろう』とスイッチが入った。キレイごとを言うようだけど、自分のためだったら、あれほどがんばれなかった。今振り返ると、自分はよくやったと思います」

 (取材・文=中野裕子)

▽内藤大助(ないとう・だいすけ) 1974年8月30日北海道生まれ。北海道豊浦高校卒業後、上京。アルバイトをしながらボクシングを始めるとメキメキ力をつけ、04年、日本フライ級チャンピオンに。07年、3度目の挑戦で世界チャンピオンに。11年に引退後はタレントとして活躍。

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