歌手・寺本圭佑さん 93歳にして“元気ハツラツ”大村崑さんとの貴重な出会いを語る
寺本圭佑さん(歌手/48歳)
全国でキャンペーンを行いながら演歌歌手として歌い続けている寺本圭佑さん。その姿につけられたキャッチコピーは「歌の宅配便」。貴重な出会いは昨年11月。相手は相撲ファンとして知られる大ベテランのコメディアン、大村崑。93歳にして“元気ハツラツ”な崑ちゃんについて語ってくれた。
■僕の曲を聴いて目に涙を浮かべて
学生時代から歌が好きでカラオケ大会などによく出ていたのが歌手になったきっかけです。デビューは2010年。今年で15周年になります。僕は新曲が出ると徹底的に車で全国をキャンペーンで回ります。そうですね、これまで7000、8000カ所くらいは回ったと思います。おかげさまで2021年に出した「望郷本線」や昨年出した「ほおずり」は好評いただいています。
その「ほおずり」を聴いて「いい歌やね」と両目に涙を浮かべてくださったのは大村崑さんです。出会ったのは昨年11月20日の大相撲九州場所。大村さんの大の相撲好きは有名です。大村さんといえば1年前の名古屋場所のことをご記憶の方も多いと思います。9日目の正代と王鵬との一戦。王鵬に寄り切られた正代が土俵から投げ出され、観戦していた大村さんに覆いかぶさる感じになり、あわや大ケガ!? 幸い、ライザップで体を鍛えていた大村さんがうまくかわして難を逃れたと、ニュースにもなりました。
その大村さんが九州場所を見に来るというのである方が私を誘ってくれて、お会いすることができたんです。最初、大村さんは土俵前の溜席の一番前、私は前から3列目で観戦していました。大村さんは力士が出てくるとワーッという感じで声援を送ってらした。
途中、トイレに行きました。すると大村さんもいらして「こんにちは」とその時は挨拶だけ。その後、トイレに行ったら、また大村さんがいらして。その時は「さっき、会うたな」と声をかけてくださった。2度もトイレでお会いするとは。妙な縁を感じました。