(1)1981年春、東京赤坂の豪勢なマンションでカリスマ本人を目の前にした
劇画原作者として彼が書く作品は軒並みヒット、掲載誌は部数増となった。
なかでも66年に少年マガジンで連載が開始された「巨人の星」(画・川崎のぼる)は、アニメ番組となり、どちらも社会現象となるほど大ヒットした。
スポーツ根性もの、という新ジャンルを打ち立て“スポ根”漫画とも呼ばれた。
■梶原一騎にはもうひとつのペンネームが
1年後、少年マガジンで連載が開始されたボクシング漫画「あしたのジョー」(画・ちばてつや)は、梶原一騎のもうひとつのペンネーム、高森朝雄名義だった。
いまでも記憶に残っているのは、原作者高森朝雄の連載開始にあたっての抱負だった。
「巨人の星」の主人公星飛雄馬は優等生すぎる、といった原作者梶原一騎を挑発するかのような言葉を発していたのだ。


















