(10)グラビアで週刊誌を手玉に…各誌につけこんだシタタカ戦略とは?
週刊誌を手玉に取り、グラビアアイドルの活躍の場を奪うことで、AKBは芸能界を掌握していった。大きなキッカケは、シングル「ヘビーローテーション」(2010年8月18日発売)のヒットである。網タイツ姿の大島優子が上着を脱ぐシーンから始まるミュージックビデオ(MV)では、選抜メンバーが下着姿で戯れ合い、キスや入浴の場面もあった。このMVは、業界に衝撃を与えた。
「この曲が、国民的アイドルへの序章だったと思います。以前は主要メンバー全員が集まる撮影日を設けられたのですが、『ヘビロテ』以降は難しくなりましたからね。AKB人気に最も割を食ったのは、グラビアアイドルでしょう。モーニング娘。くらいまで、アイドルの水着は特別な時にしかお披露目されなかった。グラドルは彼女たちの挑戦しない枠に挑み、人気を得ていった。でも、正統派アイドルがMVで過激な姿を見せたため、グラドルの価値が低下してしまった」(出版関係者)
下着姿はややもすると、下品に映ってしまう危険性がある。長年、芸能界に携わる秋元康はその点を熟知し、MVの監督を蜷川実花に依頼。彼女は「女の子目線」を意識し、同性に訴求する作品に仕上がった。秋元はこう語っている。


















