泉ピン子“パワハラ”提訴で問われる「毒舌キャラ」を面白がって消費してきたテレビの責任
泉ピン子(79)の毒舌・暴言はいつから“歯に衣着せぬストレートな物言い”なんて言われて持ち上げられるようになったのか。
映画製作会社HumanPicturesが11月2日、泉を東京地裁に提訴したと発表した。問題となったのは10月23日に行われた映画「AYUMI」「養父」の舞台挨拶。同社は、泉が観客に向かって「ババア」と発言したほか、泉の複数の言動によって登壇者が最終的に土下座する事態に至ったなどと主張し、「パワーハラスメントに当たり得る重大な行為」としている。現時点ではあくまで会社側の主張で、司法判断は出ていない。
泉をめぐっては以前から周囲との摩擦が報じられてきた。橋田寿賀子さんの死後には、泉が「遺骨の一部を譲り受けて海洋散骨した」と説明したことをめぐり、橋田文化財団側などから異論が出るなど、双方の主張が対立。2023年の橋田さん追悼ドラマにも、「渡る世間は鬼ばかり」の中心人物だった泉は出演しなかった。
■“デリカシーの欠如”と毒舌の境界線
「テレビは長年、和田アキ子さん、上沼恵美子さん、デヴィ夫人など、強い物言いをする人を“ご意見番”として重宝してきました。番組側からすれば、当たり障りのないコメントをする人より、キツイ一言でネットニュースになる人物の発言はよほどブーメランにならない限りありがたい。泉さんも『嫌われてもズバズバ自分の意見を言える人』というキャラクターを求められ、それに応えることで仕事になるという循環があったのでしょう。問題は、無遠慮さやデリカシーの欠如まで“毒舌だから”と笑いに変えていたこと。本人にとっても『これが求められている自分』になっていき、次第に自らを省みる機会を逸していたのかもしれません」(テレビ制作関係者)


















