著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

「自分は運が良い」と感じている人ほど人生の満足度が高い

公開日: 更新日:

 皆さんは、自分の「運」をどれくらい信じているでしょうか? 名古屋大学の三輪らは、2025年に国際学術誌「Scientific Reports」に掲載された論文において、「運」に関する興味深い研究を報告しています。

 この実験は、大人441人に協力してもらい、パソコン上で「神経衰弱」をやってもらうというものでした。参加者がカードのペアを揃えるたびに、「いまペアを当てられたのは運のおかげだ」「自分の実力のおかげだ」という2つの文に、それぞれどれくらい当てはまるかを5段階で回答。参加者が普段から「運」についてどう考えているか、どれくらい幸せを感じているかといったことを事前にアンケート調査し、「運」に対する考え方を次の2種類に区別して分析しました。

 まず1つ目が、「一般的運信念(Belief in Luck)」。これは、「世の中の出来事は、運という不確実な力によって左右されている」という、世の中全体に対するとらえ方です。

 そして、もう1つが「個人的幸運感(Personal Luckiness)」。これは、「自分自身は運が良い方だ」「自分にはツキが回りやすい」という、自分自身に焦点を当てた感覚です。

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