アメリカ建国250年(3)アメリカ憲法は「人類史上の新しい試み」だった
「アメリカ革命」上村剛著
トランプ肝いりの記念事業が失態続きで終わったアメリカ。落日の帝国か?
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「アメリカ革命」上村剛著
アメリカの独立革命といえば、日本ではワシントン大統領に三権分立、民主主義といった決まりことばが出てくるが、本書は「あとはちんぷんかんぷん」だろうという。それをできるだけわかりやすく解説するのが本書。その骨子は「成文憲法の始まりこそ、アメリカ革命の最大の功績」ということだ。実は憲法制定は独立宣言から10年以上も経ってのこと。世界で初めて法律として書かれた憲法(成文憲法)がアメリカ憲法で、それは「人類史上の新しい試み」だった。しかし憲法が成立したからすぐに民主主義が成り立ったわけではない。本書は憲法制定が「アメリカ革命」の第一原理だったという学問的な解釈を、一般向けの新書で平易に解説する。アメリカには連邦(国全体)の憲法とは別に州ごとにも憲法がある。最初はバージニア州だが、同じ年に作られたペンシルベニア州の民主的な憲法はフランス革命の政治思想にまで影響を与えたという。11月3日掲載の「アメリカ革命史」と比べると、人物よりも制度の制定過程を中心にした記述が多いのが特徴だ。 (中央公論新社 1078円)


















