GMOで顧客情報流出やFX不正取引、熊谷正寿社長が涙の謝罪も…セキュリティーの研究者が指摘する「本当の問題点」
GMOインターネットグループは2025年2月、「ネットのセキュリティもGMO」を掲げ、セキュリティー事業の強化を打ち出した。そのGMOで大規模な不正アクセスが発生し、顧客情報が外部に持ち出され、FX口座で不正な取引が行われる被害も確認された。
11月2日の記者会見で、熊谷正寿会長兼社長(63)は「お客さまをお守りすることができず、誠に申し訳ありませんでした」と頭を下げた。涙ぐむ場面もあり、自身のSNS発信についても配慮が欠けていたと認めた。
実は私も、GMOの銀行と証券を使っている。だから、このニュースは他人事ではなかった。GMOのサービスは、すでに多くの人の暮らしやお金の流れに入り込んでいる。一つの会社のトラブルで片付けていい話ではない。会見を見て私が感じたのは、謝り方よりも、経営の仕組みに直すべきところが多いということだ。
■専門家の「警告」は、なぜ生かされなかったのか
狙われたのは「お名前.com デスクトップクラウド」。インターネット上のWindows環境を借り、FXの自動売買ソフトなどを稼働させるためのサービスだ。利用者が証券会社やFX会社の取引口座に接続するための情報を保存していたケースもあり、今回、その情報などが攻撃者に取得された。
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