著者のコラム一覧
矢部万紀子

コラムニスト 1961年、三重県生まれ、横浜育ち。83年、朝日新聞社に入社。宇都宮支局などを経て88年、週刊誌「アエラ」の創刊メンバーに。「週刊朝日」副編集長、「アエラ」編集長代理、書籍編集部長などをつとめる。2011年、いきいき株式会社(現「株式会社ハルメク」)に入社、2017年まで、「いきいき」(現「ハルメク」)編集長。著書に『笑顔の雅子さま 生きづらさを超えて』『美智子さまという奇跡』『朝ドラには働く女子の本音が詰まってる』がある。

世のオジサンたちが佳子さまに期待する「婚活ファッション」など余計なお世話 ご本人の装いににじむ社会へのメッセージこそ至高

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 小室眞子さんの「服飾史」を調べたことがある。1991年に秋篠宮家の長女として生まれ、2021年に小室圭さんと結婚してニューヨークに向かうまで、主に「パンツかスカートか」という視点で振り返った。

 写真提供サイト「アフロ」で2200点余りをチェックした。高校卒業以降、公務での眞子さんに限れば、着ているのはほぼスカート(ワンピースやドレスも含む)、または和服だった。パンツ姿は外国公式訪問の時のみ。しかも空港では必ずスカート。「飛行機はパンツっしょ」という“女子の普通”ができたのは、小室さんとのニューヨーク行きが初めてだった。

 と、ここまではプロローグ、本題は佳子さまファッションだ。「佳子さまの婚活ファッション」について書いてくれ、と日刊ゲンダイ編集部に依頼された。えっ?

 狙いは何となく想像できる。改正皇室典範が10月24日に施行され、女性皇族は結婚しても皇室に残れるようになった。ただし経過措置として、現在の女性皇族は民間に出ることも選べる。なお残った場合でも、夫と生まれた子は「民間人」のままだ。

 政権の「男系男子!」路線ゆえのこういうおかしな条件下、女性皇族方は一体どういう選択をするのだろう。と思う人の心につけ込んで、週刊新潮(10月29日・11月5日号)は「愛子さまと佳子さま 分かれた命運」というタイトルで特集を組んだ。内容は主に「お相手候補」の詮索だ。

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