大谷翔平の反骨精神に火をつける「ポストシーズン戦犯」のレッテル…屈辱から一転、来季は大爆発の予感
ここ数年の中で最悪のシーズンだったのではないか。
シーズン中の投手断念はもちろん、打者として30本塁打は過去5年と比べて最低の数字。プレーオフは26打数5安打の打率.192、1本塁打、3打点に終わり、最大の目標だったワールドシリーズ3連覇を逃した「戦犯」とまで言われた大谷翔平(32=ドジャース)のことだ。
日本時間3日、ピート・クローアームストロング外野手(24=カブス)、ブライス・チュラング内野手(26=ブルワーズ)と並ぶナ・リーグMVPの最終候補3人に入ったものの、戦犯呼ばわりされたのはメジャー9年目にして初めてだろう。
「やられたらやり返さなければ気が済まない」
「大谷は花巻東高時代から屈辱をバネに成長してきた。やられたらやり返さなければ気が済まない負けず嫌いです」と、日本ハムOBがこう続ける。
「3年春のセンバツは大阪桐蔭戦に先発して9回途中9失点とボロボロで初戦敗退。目の色を変えた結果が夏の岩手大会準決勝でマークした当時のアマ球界最速の160キロにつながった。日本ハム時代にしても、投打とも日本球界の頂点を極めるつもりでプレーしていた。当初は『投打の二刀流が可能なほどプロ野球は甘くない』という声が大半だっただけに、見返してやるとの気持ちが強かったのでしょう。投手として完封した試合直後に『よくやったね』と声を掛けても、まったくうれしそうじゃない。なんかボク、特別なことをやりましたか? と淡々としてましたから」
なにしろ「人と違うことをやりたい」「パイオニアでありたい」と公言して、実際、メジャーでもベーブ・ルース以来の二刀流を実現。昨年までMVPを4度、本塁打王を2度獲得した。メジャーでも頂点を極めた選手が屈辱的なシーズンを送っただけに、やり返そうという気持ちは風船が破裂するくらいに膨れ上がっているに違いない。投手としての起用法は流動的だが、本人の二刀流へのこだわりはハンパじゃないだけに、来季はとてつもない成績を残す可能性もある。


















