パチンコの景品交換所はシニアに人気の仕事 元ホワイトカラーが辞めない理由とは?
【第14回・後編】パチンコの景品交換所でアルバイトするNさんの場合
「人生100年時代のロールモデルがいない」――退職後のサラリーマンが迷走している。キャリア、居場所はリセットされ、年金不安時代は資産形成も「自己責任」。「人手不足」の号令の下、今日もシニアは働き続ける。『副業おじさん』『過労シニア』のルポライター・若月澪子が、奮闘し続ける令和シニアの素顔を追う。
◇ ◇ ◇
「働いている理由は、やっぱり年金だけでは足りないからですよ」
こう話す西日本在住のNさん(67)は、パチンコの景品交換所で週4日アルバイトをしている。
Nさんは高校卒業以来40年以上、大手旅行会社に勤務してきた。受付や経理など店舗業務が主だったが、景気のいい時代には海外旅行の添乗員も担当したことがあるという。
「今思えば、あれがバブルのころだったんですかね。社員旅行の添乗でハワイに数回行ったことがある。徐々に景気が悪くなって、社員旅行や海外旅行が減ってきたなと思った頃には30歳を過ぎていた」
最高年収は700万円。60歳で定年を迎えたが、63歳までは再雇用で嘱託社員として働き続けた。ボーナスはなく、給与は3分の1になった。
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