“フェチの鬼才”中野D児 六本木でウエーターをやっていた

公開日: 更新日:

「21で結婚した頃ね。つっても、レコードコレクションにハマり、家庭を顧みなかったため、23歳で離婚さ。以来、独身、子供なし、だよ」

 81年、エロ本編集者になり、その後、AV男優にしてSM系AV監督として頭角を現した。代表作は85年にリリースした伝説の菊池えり主演の「D-CUP美少女 シスターL」シリーズ。全3作はAV史に残る大ヒットとなった。

「当然、ギャラも良かったよ。今の年収が当時の月収って感じ。月に150万円以上あった。そこで貯め込んでいれば、今のこんな悲惨な生活はなかったんだろうね。ただ、オレ、生き方もロックンロールなんだ。そう、バンドも組んでいて、インディーズながら、85年にはアルバムも出してる。もちろん、たっぷりとカネはかかったよ」

 1枚数万円から数十万円のレアなレコードを買い集めること数万枚。市原市内の保管専用の部屋を借りていた時期もあったとか。しかし、90年代半ばからエロ系の仕事が徐々に減り、コレクションを次々売却。
 それでも追いつかずに借金を重ね、05年11月、借金が1000万円に膨らんだところで自己破産した。

「仕事を探しても、還暦間近のオッサンを温かく迎えてくれる職場なんてありゃしない。2年前からやってるウエーターの仕事、ホント、ありがたいね。生きがいは30年以上続けてる音楽活動だよ。9月14日、新橋のライブバー『ZZ』で、3年ぶりのライブをやるの。興味あったら、聴きにきてよ」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  2. 7

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  3. 8

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?