50代の足のむくみ、ひと晩で取れないなら「下肢静脈瘤」のサイン

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 普段から、心臓の薬を飲んでいる老親がいたら特に注意したい。
 前立腺がんなどでリンパ節を取る手術をした場合にも、ひどい手足のむくみが起こりやすい。

■最悪は足の皮膚に穴が

 50歳以上で最も多いのは、「下肢静脈瘤」によるむくみだ。

「足の静脈の病気で、心臓に向かう血液を逆流させないための“弁”が壊れることで起こります。血液が逆流すると、血管に血液がたまり、足がむくむ、だるい、火照る、痛む、血管がボコボコと浮き出るなどの初期症状が表れます」(保坂院長)

 原因は「長時間の立ち仕事や座り仕事による血流不全」「加齢による血管の脆弱(ぜいじゃく)化」「遺伝」「肥満脂質異常」「妊娠・出産」など。女性に圧倒的に多い。すぐに命に関わる病気ではないが、放っておくと湿疹や皮膚の硬化、色素沈着などを起こす。最悪は潰瘍で足に穴が開くことも。悪化したら手術しかない。

■予防には“貧乏ゆすり”

 発症しやすいのは加齢で血管が弱くなる40~50歳代。ただし、予防法がないわけではない。

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