脳をクールダウンさせる深呼吸 空気の流れを感じるのがコツ

公開日: 更新日:

 そして、お腹を大きく膨らませて目いっぱい息を吸い込んだら、今度は「ふうっ」と口から息を吐き出します。吐き出す時も口腔から唇への空気の流れを「感じる」ことが重要です。

 こんなふうに「空気の流れを感じながら深呼吸する」のがポイント。怒りの対象に激しくとらわれてヒートアップしている脳を、「空気の流れを感じる」という体感覚に意識を移すことでクールダウンできます。

 怒っている時は交感神経が緊張して戦闘モードになっているのですが、ゆっくりと腹式の深呼吸を繰り返すことでその緊張を緩める効果もあります。

◇奥田弘美(おくだ・ひろみ) 精神科医。日本医師会指定産業医。山口大学医学部卒。都内20カ所の企業でビジネスパーソンの心身のケアを行いながら、「銀座スキンクリニック」ではコーチング・カウンセリングも行う。著書多数。5月には新著「女医が教える 働く男の怒りと疲れをパワーに変える処方箋」(メディカルトリビューン)を発売。

【連載】病気になりたくなければ怒りを手放せ

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  3. 3

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    初の黒人力士だった戦闘竜さんは難病で入院中…「治療で毎月30万円。助けてください」

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が“本塁打王を捨てた”本当の理由...トップに2本差でも欠場のまさか

  4. 9

    “条件”以上にFA選手の心を動かす日本ハムの「圧倒的プレゼン力」 福谷浩司を獲得で3年連続FA補強成功

  5. 10

    吉沢亮は業界人の評判はいいが…足りないものは何か?