人は怒ると「がん」「心臓病」「糖尿病」にかかりやすくなる

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 人間の感情は「喜怒哀楽」と表現されますが、このうち最も毒性の高い感情は「怒」です。

「喜」と「楽」に伴う笑顔には、ストレス解消効果や免疫機能をアップして抗がん効果も期待できるなど素晴らしいことだらけです。「哀」には悲しみや鬱といったネガティブ感情は伴うものの、その時に流す涙にはストレスを解毒し、心をスッキリさせる良い効果もあったりします。

 しかし、「怒」には体に良いところがひとつもありません! 怒るとアドレナリンが分泌されるため、血管がギュッと締まって血圧が上昇し、心拍数が増えて心臓に大きな負担がかかります。だから、しょっちゅう怒っている人は不整脈や狭心症といった心臓病にかかりやすくなります。さらに、全身の筋肉が硬直するので、頭痛肩こり、めまいといった体調不良の原因にもなります。

 また、怒りが長引くと「コルチゾール」というストレスに対抗するホルモンが分泌され、血糖値を上げて免疫力を下げてしまいます。そのため、怒りが長引けば長引くほど糖尿病やがんが発症しやすくなるのです。

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