ストップ“お漏らし” 「過敏性腸症候群」による下痢は治る!

公開日: 更新日:

 IBSには下痢型、便秘型、下痢と便秘を交互に繰り返す交代型があり、男性に多いのは下痢型だ。きちんと対策を講じれば、「慌ててトイレに……」といったことはなくなる。腸の疾患を専門に診る「松生クリニック」の松生恒夫院長に聞いた。

「当院に来るIBSの下痢型の患者さんは、中高生から大人まで幅広い年齢層です。中高生には、『トイレで排便をするのが恥ずかしい。学校に行きたくない』と思い詰めているお子さんもいます。トイレに間に合わない経験を何度もしたために、同じような状況になると『またお腹が痛くなるかも』と不安が増し、一層症状が悪化している人も……。IBSは治る疾患ですから、早めの対策が肝心です」

 IBSの下痢型には、非常に効く薬がある。「イリボー」だ。
「飲み始めるとそれほど間をおかず、効果が実感できる薬です。ただし、効き過ぎて便秘になったり、膨満感が強くなる人もいます。通常は5マイクログラム服用しますが、効き目が強いようなら、半分の2.5マイクログラムにしたり、2日に1回服用するなど、摂取量を減らすように患者さんに指導します。また、イリボーの承認が下りているのは男性だけ。女性は効果がはっきりと認められておらず、適用になっていません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性