週明け&寝起きは要注意…放駒前理事長を襲った心筋梗塞

公開日: 更新日:

 八百長問題を追及した放駒・日本相撲協会前理事長(元大関・魁傑=西森輝門さん、享年66)の命を奪ったのは心筋梗塞だった。西森さんは18日、息子と孫の3人で、ゴルフ練習場に行ったところ、突然、「気分が悪い」と救急搬送された。病院に着いたときには息を引き取っていたため、遺体は田無署へ。検視の結果、19日、死因は虚血性心疾患と発表された。虚血性心疾患は心筋梗塞と狭心症を合わせた病名。心筋梗塞による死亡者は年間約19万人。およそ2人に1人は発症から数時間で亡くなるといわれるから、西森さんのケースは決して他人事ではない。どんなときに発症しやすいのか。

「心筋梗塞は、血圧が急上昇するときに発症しやすい。1週間のサイクルだと月曜日、1日の流れでみると起床後1~2時間が要注意です。休んでいた状態から体を動かす状態に変わると、だれでも血圧が上がる。持病として高血圧がある方は、なおさらです。加えて、朝のトイレでいきんだり、遅刻を挽回しようと小走りになったりすると、さらに血圧が上がる。それに通勤ラッシュや社内トラブルなどのストレスが重なると…。朝は、血圧上昇の要素がたくさんあり、月曜日の午前中は特に危ない。通勤中や出社直後に発症することが多いのです」(東京都健康長寿医療センター・桑島巌顧問=高血圧外来)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    「SIAM SHADE」DAITAがメンバー4人を提訴報道…人気バンドを巡る金銭問題と、「GLAY」は別格のワケ

  2. 7

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  5. 10

    《あの方のこと?》ラルクhydeの「太っていくロックアーティストになりたくない」発言が物議