ストップ“お漏らし” 「過敏性腸症候群」による下痢は治る!

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 Aさん(46)が高尾山を嫌いになったのは、“お漏らし”が原因だった。
 登っている途中、突然便意に襲われた。Aさんはしょっちゅう、同じ経験をしている。いつもはぎりぎりセーフでトイレに間に合うが、山の中は勝手が違う。慌ててトイレを探すも、見当たらない。

 進むか、戻るか? 途中にトイレがあったと思い出し、同行者と別れて戻ることにした。しかし、あと少しというところで“決壊”。泣く泣くトイレでパンツを脱ぎ捨て、ノーパンでその日一日を過ごすことになった。

 Aさんは突然の便意や下痢を“体質によるもの”だと思っていた。ある時、別の不調でかかった医師との雑談で「頻繁にトイレに駆け込む」とこぼすと、消化器内科で検査を受けることを勧められた。素直に従った結果、分かったのは、Aさんの“トイレ問題”は「過敏性腸症候群(IBS)の下痢型」によるもの、ということだった。

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 IBSは、検査をしても消化器に異常がないのに、下痢や便秘を慢性的に繰り返す疾患だ。ストレスなどで自律神経が乱れることで起こる。

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